壁紙壁紙の日常のお手入れ方法は?

壁紙のメンテナンスと健康な住まい

壁紙は室内のホコリや結露、油汚れや手アカ等の付着により徐々に汚れていきます。また結露は、カビの発生や壁紙のハガレを誘発させることもあります。使用状況や環境にもよりますが、仕上りの美しさを維持していただくにはお手入れと使用上の注意が必要となります。

薬品や化粧品類を付着させない

薬品や化粧品類を付着させないスプレー式の薬品(殺虫剤、塗料、化粧品等)を壁紙に付着させないでください。また、キズ薬等の医薬品や口紅等を付着させないでください。種類により、壁紙が着色、変色することがあります。

タバコの煙、台所の油煙について

台所の油煙タバコの煙や台所からの油煙は、壁紙を短時間で黄変させ頑固な汚れとなります。室内の換気を心掛けてください。

汚れが付着したら

汚れが付着したらジュースや調味料等の汚れがついたら水か中性洗剤を薄めた布で拭き取り、仕上げは乾布で拭き取ってください。壁紙表面に凹凸がある場合、歯ブラシなどを使って汚れを除いてください。シンナーなどの溶剤は壁紙を傷めますので避けてください。ジョイント部分に汚れた液や洗剤が染み込むと取れなくなり、剥がれの原因にもなりますからご注意ください。

粘着テープを貼らない

粘着テープ粘着テープ(セロハンテープやガムテープ)を壁紙に付着させないでください。 テープの粘着剤が 壁紙に移行し、変色や汚れの原因となります。また粘着テープを剥がす時に壁紙を破損することがあります。

オレフィン壁紙にビニルレザー製品を密着させない

オレフィン壁紙とビニルレザー製品(椅子・ソファー・ゴルフバッグ・電気コードなど)を密着させますと、 オレフィンと塩ビがくっついて壁紙の表面が変色したり剥がれることがありますので、注意してください。

壁紙と塗装面を密着させない

壁紙に塗装した家具を密着させると、油性ペンキや塗料と反応して変色する場合がありますのでご注意ください。

壁紙が剥がれてきたら

壁紙が剥がれてきたら結露や乾燥などが原因で部分的に剥がれが生じることがあります。放置しておくと剥がれが広がりますから、早めに木工用接着剤を壁紙裏面に塗り、圧着して補修してください。
● 補修する前に下地に残っている古い糊はサンドペーパーなどで落してください。 残っていると補修しても接着力が弱く、再度剥がれることがあります。

ストーブは壁に近づけない

粘着テープストーブ等の暖房器具の熱風が直接壁紙に当たらないようにしてください。熱により壁紙が変形、変色することがあります。

直射日光からの保護

壁紙は直射日光があたる場所では変退色する恐れがあります。カーテンやブラインド等での日除けを心掛けてください。新築、リフォーム後に入居された方は、換気を欠かさずに新築やリフォームの施工直後には、さまざまな臭いが残っています。窓を開けて外気を取り入れたリ、強制換気を行って室内の空気を積極的に入れ換えてください。

室内の通気をよくしましょう

粘着テープ日常生活においては室内のドアを開放して風通しをよくしましょう。来客がない時は押入れや 台所の戸棚を開けて生活してはどうでしょう。こうすると化学物質の放散が速まるため、特に強く臭う入居直後には効果的な方法です。

健康生活への第一歩は空気から

換気を怠ると結露やカビの発生を招きます。風は一方通行ですから入口と出口が必要です。 部屋に空気の流れをつくることで健康と心地よい環境をもたらします。 水廻り、台所、収納スペースなど湿気が溜まりやすいところは強制換気を心掛けてください。

換気、除湿をおこなう

喚起、除湿を行う結露は、壁紙のシミ、カビ、剥がれの原因となります。結露を防ぐには換気回数を多くしてください。除湿器を活用することも有効です。

素材別の詳しいお手入れをご紹介します。

素材別表

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